騎士道

騎士たる者が従うべきとされたものだが、決して現実の騎士の行動が常に騎士道に適っていたわけではない。むしろ(ブルフィンチなどが指摘するように)剣等の武器、鎧を独占する荘園領主などの支配層は、しばしば逆の行動、つまり裏切り、貪欲、略奪、強姦、残虐行為などを行うことを常としていた。

だからこそ彼らの暴力を抑止するため、倫理規範、無私の勇気、優しさ、慈悲の心といったものを「騎士道」という形で生み出したとも言える。通常の騎士であれば遵守することは難しく、騎士道に従って行動する騎士は周囲から賞賛され、騎士もそれを栄誉と考えた。